Blenda
Flower Performance
第4回‘Flower Performancein 九十九里浜
2009年 1月11日

午前 5時 夜明け前


千葉県 九十九里 不動堂浜での
フラワーパフォーマンスの 始まりです。
夜明け前の冬の海は ほの暗く
怖いほどの圧倒的な存在感がありました。

水平線がダークオレンジに!
 ・・・・午前5時30分
前日の強風が嘘の様におだやかな夜明け。

空には雲ひとつないクリアーな青空に恵まれました。
午前6時

いよいよパフォーマンス作品の制作に取り掛かります。


今回の花材は大枝垂れ柳一対。

年末からこの日のために特別に仕入れたものです。
刻々と日の出の時間が迫っています。
 柳を1本立て終えました。

 強風がおさまってくれて本当によかった!
対になる柳の位置を決めていきます。

カメラのファインダーを覗きながら
「もう半歩右! そのまま奥に下がって!」
などと さんざんこだわります。

シンプルな構成であるため
位置や背景などの決定がとても重要になってきます。
 アートとは、内なる孤独と向き合うことです(笑)
あ、出ちゃいました!(笑)
なんと神々しい日の出でしょう!


しばらく手を止め 圧倒されてしまいました。。
これだけでも充分 幻想的な世界に!
砂浜の管理をしているおじさんが

「今日は撮影には最高の日だよ、
 あんた達ツイてるねぇ!
 水平線から直接日が昇るのは
 今年になって今日が初だよ!」


・・と教えてくれました。

普段は水平線に雲がかかっているため
雲から昇る日の出になるそうです。


前夜の あの強風が
水平線の雲を全部吹き飛ばしてくれたようです。。
もう すっかり朝の空気になりました。
さぁ、作品の制作に戻ります。

今回はこの日本刺繍の絹糸をモチーフにします。

1本だと手で引っ張って簡単に切れるのだけれど
こうして幾重にも重ねると驚くほど丈夫な糸に!
アシスタントをしてくれているのは
今回のこの糸を提供してくれた
日本刺繍紅会の齋藤信枝先生です。
糸がたるまないように
引っ張りながらの作業です。
しっかりと柳の枝に結びつけます。
今回は この糸を‘結界線’に見立てました。

本来は見えない線を視覚化するため
色は朱色、緊張感のある1本だけで表現します。


ちなみに この糸は
紅会さん(千葉県東金市)の敷地で飼っている
蚕から繰糸した この土地産の絹糸です。
紙垂(シデ)を結界線に留めていきます。

この紙垂は手作りで折ったものです。
バランスを見ながら
ひとつひとつ留めていきます。
青空まぶしく紙垂たちが風に たなびきます。
陸風に乗って今にも飛び立って行きそうな結界の守護符たち。
  これで すべて付け終わりました。
対になった柳は いにしえの鳥居に見立てています。
  日本古来の自然信仰の姿をテーマにしてみました。
海側からみた景色です。
こちらは順光になるため
紙垂も白く写ります。

これはこれで遊牧詩的な風景に。。。
  これで すべての作業は終わりです。

  作業は完了しましたが完成ではありません。
最後に この作品において最も重要な存在を

どうしてもフレームインしなければなりません。
作品タイトル・・・・・・・‘結界の光’











‘Blenda / Flower Performance in 九十九里’






CAST



山勢憲一郎 (Blenda)


齋藤信枝 (日本刺繍・紅会)









花材・・・・大枝垂れ柳 一対


モチーフ資材・・・・日本刺繍・絹糸

           手織り 紙垂





この作品を九十九里のすべての神々へ捧ぐ










第4回‘Flower Performancein 九十九里浜   完 













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